Fumi– Author –
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セキスペ目線
匿名にした“つもり”が、匿名ではなかった
名前は消している 議事録やヒアリングメモ、アンケート結果。名前は削除した。個人情報は抜いた「つもり」だ。 その状態でAIに投げると、文章が整理され、要点が浮かび上がる。匿名化しているのだから問題ない。そう判断してしまうのは自然だ。 悪気は、ま... -
セキスペ目線
入口が特定できないという問題― 攻撃のレベルすら判断できなくなった理由 ―
本記事は、公開されている事故報告書をもとに、特定企業を批評するものではなく、事故の構造と判断の前提を読み解くことを目的としている。 事故のポイント アサヒビールにおいて、サイバー攻撃による被害が発生した。業務停止やシステムへの影響が確認さ... -
セキスペ目線
そのExcel、AIに分析に投げた時点で外に出ている
便利だから、使っただけ 顧客情報をまとめたExcelをAIに投げる。すると、売上傾向や属性の偏り、改善のヒントまで一瞬で返ってくる。 時間もかからないし、精度も高い。「これは使わない理由がない」そう感じるのは自然だ。 社内で作ったデータだし、業務... -
判断変更ログ
「申請書は確認すればよい」という前提を捨てた話― 確認を人に任せず、構造に引き取った改善 ―
判断が揺れた瞬間 申請書DXの入口として、申請書Excelに承認書シートを組み込む改善を行った。 利用者が申請書の入力セルを正しく埋めれば、その内容を参照して承認書が自動的に完成する様式である。 設計としては筋が通っていた。しかし、運用を始めると... -
セキスペ目線
その要約は、どこに送られたのか
便利だから、そうした 会議を録音して、AIに投げる。すると要点が整理され、議論の流れも一瞬で見える。忙しい現場では、自然な選択だと思う。発言者名や役職が入っていても、内部の会議だし問題ないと感じるのも無理はない。 その感覚は、間違っていない ... -
判断変更ログ
承認とは何を確認しているのか
気づき(判断の揺れ) 業務DXを進め、申請と承認の運用を回し始めたとき、ある現象が気になった。後追い承認が常態化しているという点である。 一般的には、「承認が後追いになる=形骸化している」と判断されがちだ。 しかし、モニタリングを進める中で、... -
記録
Power BIを誤解していた。Power Automateと繋がった日、構造が見えた。
今日、Power BIについて調べていて、自分の中の認識が大きく変わった。 正確に言えば、「Power BIって何ができるのか」が、ずっと腑に落ちていなかった。 Excelでもグラフは作れる。集計もできる。では、BIツールは何が違うのか。わざわざ時間をかけて覚え... -
セキスペ目線
ランサムウェア被害から見えた、本当の弱点:アスクル事案を読み解く
本記事は、公開されている事故報告書をもとに、特定企業を批評するものではなく、事故の構造と判断の前提を読み解くことを目的としている。 事故のポイント 今回のランサムウェア被害は、単なる「ウイルス感染」ではない。運用上の前提がズレた状態で積み... -
記録
判断のゆれは、善意から始まる―― キャンセル料という制度が壊れた瞬間
改善の現場で、いちばん厄介なのは「明らかな非効率」ではない。 本当に厄介なのは、善意によって静かに壊れていくルールだ。 ルールは、最初から間違っていなかった 給食業務には、明確なキャンセル料の規定があった。 3営業日前:無料 2〜1営業日前:70... -
判断変更ログ
その承認は、判断だったのか
承認を外すことに、あまり怖さはなかった。 なぜなら、すでに現場で判断が行われていることを、確認できていたからだ。 最初は、承認を置いた AS-ISの業務フローに沿って改善を進めた結果、「承認」は避けて通れない工程だった。 もともと、ハンコで行われ...
